Posted on: 2025年4月21日 Posted by: on the horseback Comments: 0

皐月賞 中山芝2000メートル

1着 ミュージアムマイル

2着 クロワデュノール

3着 マスカレードボール

クロワデュノールに注目してレースを観戦した。スタートはよく、一瞬で4,5番手を取ったので最初の1角では勝ったと思った。

高速馬場の割には前半の1000メートルが59秒後半と遅い流れ。これは読み通り。ここでファウストラーゼンがいつものようにまくる。これも予想通りで、私は群衆と一緒になってここで大いに騒いだ。この場面が最も盛り上がったといえる。3コーナー位でクロワデュノールがおかれ気味になって何が起こったかわからなかったのだが、その後強引に盛り返したので最後まで持つか心配になった。案の定ミュージアムマイルの決め手に屈し2着。というのがリアルタイムでの感想。ダービーでの巻き返しに期待。

その後ビデオでじっくり見て、いろんな事象があり、制裁措置などもあったことを知った。詳しい内容は他の動画に譲るとして、クロワデュノールの騎手と調教師のコメントについて雑感を書いてみる。

北村騎手の潔いコメントには拍手を送りたい。が、少し不満が残る。

「まくってこられたときに外から窮屈に押し込められて、引っ張らざるを得ない状況になってしまった。そこが非常にもったいなかったと思います。競馬なので仕方がない部分はあるんですが…。力は見せてくれたと思います。馬自身はしっかり走り切ってくれている。すごい馬だなと思います」

競馬なので不利を受けるのは仕方ないが、ファウストラーゼンがまくることはみえみえだったし外をかぶせてくるので不利を受ける(実際には一緒にまくったアロヒアリイからふりを受けた)ことは予想できたので、不利を受けたとき、あるいは受けそうになった時の準備が万全ではなかったことを反省し、次に生かしたい、のようなコメントが欲しかった。

齋藤調教師のコメントにはかなり不満が残った。「あれはダメだと思う」というコメント。あれというのはかぶせられてクロワデュノールが一時的に下がった場面。他の馬いての競馬なのであからさまな他の馬への批判は自分の準備不足を他にあてているように思える。そういったことを総合して戦うのが競馬。少しでも今回の事象について自分らの準備不足をあげるコメントがあればよかったが、ただ怒っているだけのようなコメント。多くの競馬民が聞いているのでコメント一つについても細心の注意を払ってほしい。もう少し冷静になってから前向きなコメントが出てくればよい。

前哨戦を振り返れば弥生賞1-3着馬は低調なメンバーだったと今になったら言える。ダービーではこの組は巻き返しが難しい。4着だったミュージアムマイルが皐月賞1着になったが、これはモレイラマジックだし、高速馬場に対応できる馬なので稍重の弥生賞で負けたのは納得。本番と違う馬場の前哨戦で負けた馬の巻き返しには要注意であることを学んだ。

ダービーは馬場に注目したい。東京開催の6週目なので荒れているかもしれないが、今回のように開催が進み馬場が固くなっているかも。厳しい条件の中強い競馬をしたクロワデュノールの巻き返しには期待したいが、未対戦組に楽しみな馬がいる。青葉賞に出るエネルジコ。毎日杯を勝ったファンダムは北村騎手でダービーに行ってほしい。

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