Posted on: 2025年4月13日 Posted by: on the horseback Comments: 0

桜花賞 阪神芝1600メートル

1着 エンブロイダリー

2着 アルマヴェローチェ

3着 リンクスティップ

リンクスティップに注目してレースを見たが出遅れで最後方からの競馬。ミルコがまたやってくれた。パトロールビデオを見ると、スタート直後つまずいて外に寄れたら横の馬に当たり、下がってしまったようだ。スタートの下手なミルコだけに仕方ないが前走はしっかり前目の競馬してくれたのに、残念。その後リンクスティップは最後方で追走し、3角すぎの残り800メートル標識からミルコが追い出した。出遅れた馬が仕掛けるにはちと早いと思ったが、そのままだとレースに参加しないことになるのでこれもやむなし。4角で大外を回して先行集団に追いついて一瞬先頭に出るかと見せ場を作ってくれたが、やはり3角からのスパートでGIレースでは最後ガス欠してしまう。と思ったがビデオを見直すと、ガス欠しているわけではなくもともと切れる脚がないので自分の持っている最大限の追い込みが出来ていた。やはりこの馬が勝つには前目で競馬し最後までしぶとく粘り切るというときである。先行するいつものパターンを崩しながらよくやったともいえる。上位の2頭はロスの無い競馬をしたことを考えるとリンクスティップは最も強い競馬をした。次走オークスに出てくるだろうが、昨年推したライトバックのような不器用な印象がつきまとうが、応援すると決めたのでオークスまでは追っかけようと思う。できれば鞍上をスタートがいい騎手に変わってほしい。

勝ったエンブロイダリーはスタートはよくないが位置を取り返して、内で我慢して最後モレイラ騎手が見事に内にいったん入り、次にエリカエクスプレスの外(左)に進路を見つけてカニ歩きのような走法。まっすぐ走ったアルマヴェローチェを抑えての優勝。前半脚を使ったはずなのでゴールまで脚色が鈍らないのは馬の強さか。ここまでクイーンカップ、桜花賞とマイルでは無類の強さを発揮してきたがオークス向きには思えない。アドマイヤマーズ産駒、その父ダイワメジャーだし。アルマヴェローチェは阪神ジュベナイルフィリーズと同じような競馬したので実力は出し切っただろう。オークスではエンブロイダリーがやや分が悪いのでアルマヴェローチェが巻き返すだろう。こちらはハービンジャー産駒でオークス向き。といってもアルマヴェローチェも母父にダイワメジャーがいるので、今年の桜花賞はダイワメジャーの孫がワンツーだった。

エリカエクスプレスはスタートから行き脚がよすぎて最後ばてたようだ。もう少し我慢できないとこの先強い相手には勝てないので陣営の手腕に期待。そういえば追切本数が少なかったが、追切が多くなるとスイッチが入り競馬にならないことを心配しての事だろう。狙っていたトワイライトシティは前半からかかり通し。こちらも気性難が解消されないとこの先勝てない。燃え尽きやすいエピファネイア産駒なので陣営の努力がこの馬には大事。

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