京成杯(本命 ゲルチュタール 10着)
1着 ニシノエージェント
2着 ドラゴンブースト
3着 ミニトランザット
レースは速い流れで、注目のゲルチュタールは道中追いどおしでついていけなかった。14キロ増は成長分と思ったが調整に失敗したということ。栗東の馬であるが、デビュー後中京、中山、中山と遠征ばかりで体調がいまいちだったように思える。次走体調が戻れば三浦皇成騎手―杉山晴紀厩舎でもう一度狙いたい。毎日杯あたりがよいかもしれない。
勝ったニシノエージェントは津村騎手の勝利インタビューにもある通り、速い流れを後方から進めて直線みなが下がっていく中、4角で外を回すことなくうまく空いた進路を突き抜けて完勝。展開が向いたと言わざるを得ないので次走狙いにくいが、賞金加算で陣営としてはダービーまで楽しめる。いい仕事したね、津村騎手! 3着のミニトランザットは出遅れから最後方を追走し、こちらは最後の直線では外を回しての3着追い込み。展開が向いたが外を回し追い込んだことを考えると力はある。新馬勝ちしたばかりの馬なのでこれから注目である。2着のドラゴンブーストと4着のキングノジョーは実は強いレースをした。ともに道中前目で進み直線早めに先頭に立ちそこから伸びてのゴール。底力を感じた。特にドラゴンブーストはマイルのレースしか経験してこなかったが、スクリーンヒーロー産駒なので2000メートル以上のスタミナ戦に向いていそう。キングノジョーは道中かかっていたためルメールがはや仕掛けした。ただあの速い流れをかかるようではクラシックは狙えないので、レモンポップを手掛けた田中博康厩舎ががどれだけ馬を矯正するか期待したい。
日経新春杯(本命 ヴェローチェエラ 4着)
1着 ロードデルレイ
2着 ショウナンラプンタ
3着 マイネルエンペラー
こちらもメイショウタバルの暴走気味の早い流れから、4角をロードデルレイが良い手ごたえで迎え圧勝だった。こんな強かったかと思える内容で驚いた。荒れた馬場が向いたのかも知れない。決め手に欠ける馬だと思ていたが評価を見直すレースとなった。川田騎手が育てた馬を西村騎手がうまく乗った。先行馬で狙ったタッチウッドは外枠から先行するのはちときつそうだった。前走も内枠から楽に逃げたのでそのパターンなら次走狙いたい。2着のショウナンラプンタは道中位置取りが後ろすぎたが、上り最速で次走期待が持てる。キズナ産駒で、神戸新聞杯3着菊花賞4着と成長が感じられるよいレースだった。3着のマイネルエンペラーは先行してしぶとい競馬、これはゴールドシップ産駒の典型的な走り。馬場によっては次も狙いたい。函館記念とかピッタリ。ハンデは背負わされないだろう。今回最も狙ったヴェローチェエラは初重賞挑戦で超ハイペースの中団から最後苦しみながら伸びて4着。よく頑張ったが馬場はもう少し軽い方がよさそうだ。そうするとこの春狙うレースがないかもしれないので、秋の天皇賞が大目標か。来週AJCCに出走するレーベンスティールのように成長曲線が遅めのリアルスティール産駒かもしれないので気長に応援したい。