ナルカミ
父サンダースノーはアイルランド産のイギリス調教馬。2,3歳でヨーロッパの芝のGIを勝った後に、4,5歳でダートのドバイワールドカップを連覇。一度目は圧倒的な能力で逃げ切り、2度目は直線たたき合いを制しての完勝。サンダースノーの父ヘルメットはサンダースノーしか活躍馬を出していないが、ダンチヒ→デンヒル→エクシードアンドアクセルの父系をもつ超良血。芝でもダートでも活躍馬を出して不思議はない。
日本で種牡馬となってからはサンダースノーはダート馬を輩出するイメージが強い。ダートで逃げもしくは先行して粘る戦法を得意とする産駒が多い。だがこれまでオープンクラスの馬はいなかった。
待望のダートの大物候補がナルカミ。逃げて突き放すというサンダースノーの1回目のドバイワールドカップのレースぶりに似ている。これまで6戦5勝で、唯一の敗戦が今回と同じ舞台の中京の1800メートルの1勝クラス。レースをよく見るとスタートでつまずいて、しばらくバランス悪く走り、そのうち掛かり気味だったため最後失速したことが分かる。最近のレースでは余裕で先頭を取れる脚力がついてきた。戸崎騎手もそれを分かっているようで徹底して逃げている。今回は他に逃げ馬がいるが、スピードの違いで先手を取るだろう。6枠12番というのがややマイナス材料だがサンダースノー産駒のスピードと根性に敬意を表して単勝を。ジャパンカップ後の落馬で戸崎騎手がチャンピオンズカップに乗れるか心配されたが乗れそうなので、よいレースをしてくるであろう。
相手は同型馬のダブルハートボンドが魅力だが、最近は2番手のレースを覚えたのでナルカミをつつくことはないだろう。紋別のレースに物足りなさを感じたが前走みやこステークスではまだ底を見せていないことが分かった。他にはダートに変わって才能開花しそうなシックスペンスとの枠のゾロ目。点数広げずにサンダースノー産駒ナルカミが初のJRA GIをとるかどうかを注目したいレースである。