アネモネステークス 中山芝1600メートル
1着 トワイライトシティ
2着 プリムツァール
3着 アルメントフーベル
このレースは3頭に注目していた。馬番号順に1番トワイライトシティ、5番ムーンライトラガー、6番プリムツァール。トワイライトシティとプリムツァールは1/13の中京での新馬戦での1,2着馬。そのレースよく見ていたが、2頭は先行してほぼ同じ位置取りで、最後の直線でトワイライトシティは内を、プリムツァールは外を選択し、トワイライトシティが勝った。これは経済コースを進んだからで、プリムツァールの方が強いと思っていた。しかしそのレース見直すとトワイライトシティはスタートよくまたしばらくは前進気勢が強く前にいきたがっていた。つまり消耗があったにも関わらず最後までばてなかったので強かったといえる。一方プリムツァールはうまく折り合い、気分よく走ったので最後に伸びたともいえる。その後プリムツァールは未勝利戦を圧勝したので、今日までに1戦多く使っている。本日のアネモネステークスはどちらが強いかわからなかったのでそれを見極めようとみていた。トワイライトシティはスタートがやはり上手で前目の位置が取れたが行きたがっていたので新馬戦と同じく消耗があった。一方プリムツァールは位置取り悪く後方を進むも折り合いはばっちり。あとは直線でどれだけ伸びるかの競馬であった。結果はトワイライトシティが先に抜け出し、最後鋭く伸びて迫るプリムツァールを半馬身抑えての勝利。新馬戦のように内外離れてはいなかったが同じような着差だった。最後の伸び脚はプリムツァールの方が勝っていたが桜花賞ではトワイライトシティの方が上位だろう。桜花賞はミドルからややハイペースになるのでトワイライトシティは折り合いに苦労することなく前目につけることができて、最後も内を進んでくるように思えるからだ。本番に期待したい。余談だが、トワイライトシティの馬名はたそがれの街のことで、日没後のうす暗くノスタルジックな雰囲気の街を指している。知らなかったが歌手の小柳ルミ子が1975年に同名のシングルを出している。プリムツァールの馬名はドイツ語で素数という意味。素数は中学校で習ったが、1とその数でしか割れない整数で、3,5,7,11,13,17,19など無限にある。他の数字では割れないので唯一無二、替えがないという意味で使われる。余談の余談だが私は弦楽四重奏を一度だけ結成したことがありはプリムツァールカルテットと名付けたので、この言葉には思い入れがある。
もう一頭これは残念だったが新馬戦の勝ち方が粗削りで魅力的だったので、ムーンライトラガーにも注目した。前走小倉の2000メートルではかかっていたのでこの1600メートル戦はもしかすると折り合いに苦労せず、好走するかもと思っていたが9着。今日の1600メートル戦でもかかっていた。もう少し気性面での成長が必要だ。しかしよくレースを振り返ると最後の直線では前がふさがり全然追えていなかった。桜花賞は出られないが次走もう一度狙いたい。