〇は狙いたい馬、△は次点
一言: 先行馬をどの馬がかわすか
ダノンデサイル △
昨年のダービー馬で有馬記念3着。この戦績だけ見れば強い馬だが、強いと思ったことはない。展開に恵まれたダービーや有馬記念だった。戸崎圭太騎手に乗り替わりだが、前目を先行するダノンデサイルに戸崎騎手が合っているとも思えない。前年ダービー馬のAJCC参戦はスペシャルウイークの1着を思い出すが、ジャパンカップからの参戦だったので間隔は十分とれていた。ダノンデサイルは有馬で目一杯走って1か月弱でAJCCはさすがにきつい。安田調教師は秋の走りに不満があり何かを試したくて出走を決めたらしいが、菊花賞のレースがストレスかかっていたしいったん放牧に出した方がよいのではないかと思う。
こちらは6歳のハーツクライ産駒で今が充実期。前走中山金杯は木幡巧也騎手が先行して早め抜け出しを図りこれ以上できないほどうまく乗った。それで負けたのは残念だが、今回さらに良化が期待できる。先行してアウスヴァールとコスタボニータの後ろにつけて早め先頭で粘ってほしい。
ボルドグフーシュ △
前走1年半ぶりのレースを4角から進出開始する横砂競馬を試み4着に負けたが、ブランクの割に馬が動いていた。今回はさらに上積みがあるので相手には入れたい。先週の京成杯2着のドラゴンブーストと同じスクリーンヒーロー産駒で今の中山の馬場には合う。
マテンロウレオ 〇
6歳のハーツクライ産駒。昨秋の5歳から今が充実期。前走の中日新聞杯3着は道中かかりながら中断やや後方の内目を進み直線向いても前が開かずなかなか追いだせなかった。やっと開いたところに突っ込むも前のデシエルトをとらえきれず、また先週の日経新春杯を強い勝ち方をしたロードデルレイにも競り負けた。敗因は道中のひっかかりなので今回横山典騎手は前に位置をとり、直線の短い中山コースを不利なく進むだろう。あるいは外枠ならやや内前に入れて我慢させ最後外にコースを取るだろう。ダノンデサイルに乗らないが、ダノンデサイルの特徴を熟知しているし、充実期のマテンロウレオなら一発逆転を狙っているはず。ダノンデサイルより前でも後ろでも競馬できるので出たなりでレースを組みたてる横山騎手に合っている。この馬のデビュー以来ほとんど乗っているし、懇意にしている寺田オーナーの馬だし燃えてくれるでしょう。横山騎手そういえばAJCC杯も強かったはず。
中山2200メートルはセントライト記念とオールカマーを勝っており得意コース。他馬を圧倒するような強さはないが、先週競馬に復帰したルメール騎手が調子よければ狙いたい。母父トウカイテイオーの最後の有馬記念はしびれた。